クルーズ5日目:意外と素敵なロードス島 [2010_04:エーゲ海クルーズ]
私の中には「ロードス島戦記」くらいの知識しかない予備知識ゼロの島、 ロードス島。
後々調べたところによると、ロドス島はその地理的条件からさまざまな国の支配下になった歴史を持つ場所。ギリシアになったのは1947年とつい最近の話です。
古代伝説としては世界七不思議のひとつであるロードスの巨像の存在した場所だそうな。しかしこれは今となっては残骸すら残っておらず、観光資源のために再建しようという話もあるものの姿形が正確にわからず、しかも資金不足のため実行にはいたっていないとか。ふむふむ。
歴史を紐解くと、東ローマ帝国が衰退し始めた14世紀ごろからロドス騎士団が力を持って街を作り変えて島を支配していったらしい。しかしこれは力で押さえ込むようなものではなく、実際に今でもロドス騎士団は形として残っていて街の自衛を図っているとか。へえ。
現在のロドス島は、トルコに程近いためかヨーロッパというよりも少しアジアの香りが混じっている気がします。あんまりギリシアって感じではないなあ、というのが私の感想。
ロドス島は港に接岸。久しぶりにタラップを降りて上陸。日差しが強くて気持ち良い!
#人生初の海の水を体験してギャン泣きのチビ子。これからもたくさんの初めてが待ってるのねー。
この日は「Tour of Rohdos」という古代「スタジアム」の遺跡を見学して、強固な城壁を持つ旧市街を巡る3時間程度のエクスカーションに申し込みをしていたので、お決まりの大型バスに乗って観光へ。
この「スタジアム」かつての競技場であるのですが、約200メートルの直線トラックになっていて、これを「1スタジアム」という単位にしていたそうです。古代オリンピックのようにロドス島でも複合競技を行っていて、その優勝者には5トンものオリーブオイルが贈られたとか。
当時はオリーブオイルが非常に換金性が高く、現在のお金に換算しても億を優に超える金額だったそうですよ。相当な栄誉だったんでしょうねー。
ちなみに島の中部にまで足を伸ばす所要時間8時間のエクスカーションもあったんだけど、チビ子連れの私たちにはちょっと無理、と思って断念。後から行った方 に話を聞くと、とっても良かったらしい。次回・・・があれば、行ってみよう。
#騎士団宮殿のなかにあったシャンデリア。何とイタリアのムラーノ島から来たベネティアングラスだそうです。すげー。
#Aさん、本場ギリシアのムサカ食べてきたでー!!
この日は今までの寄港地の中で一番滞在時間の長い日。ほぼ丸一日がロドス島で過ごせる。(とはいってもやる事はそんなになかったけど。)時間もたっぷりあるので旧市街の中にあるテラスレストランでお昼ご飯を食べてみた。ギリシア料理の前菜の盛り合わせ。ンマい。
この日の気温は23度ほど。半そでで過ごせるとっても気持ちの良い気候でした。
ロドス島でギリシアは終了。丸一日の航海日をはさんで、またもや憧れの地、クロアチアへ参ります!
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