沼田まほかる「猫鳴り」 [ヨミモノとか]
軽井沢でのんびりさせてもらっているおかげで久し振りにたくさん読書。
Summer Sonicの帰りに東京駅で買った「猫鳴り」。店員さんのPOPに「必ず泣ける!!」と書いてあったので購入。最近泣いてないからね。心の洗濯をせねば。
あらすじはこんな感じ。
ようやく授かった子供を流産し、哀しむ夫婦の元に捨て猫のモンがやってくる。
捨て猫を拾った夫婦、捨てた少女、その友人の男の子、夫婦のダンナさんの日常を20年の歳月を流しながら描いていく。登場人物はモンを挟んで生と死を考えていく・・・というもの。
解説には「人間の嫌な部分を突きつけられて、でも目が離せない、最後には涙なしでは読めない」と書いてあったけど、私は泣けなかったな~。結構期待してたんだけどな~。
ドロドロした人間の感情といえばやっぱり(ホラー的要素が強いからあんまり好きじゃないけど)乙一が秀逸だし、心理を深く描くといえばワタシ的には恩田陸だし、ちょっと中途半端。
正直もう読まない作家さんかな~。と言う感じ。
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