無事に。 [ベルギー:ベビー]
出産記録(当日) [ベルギー:ベビー]
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4月7日 (予定日 +4日) 出産当日
6日20時に陣痛促進剤を打ってから4時間。
出産日を迎えた。
Midwifeは「だいたい午前7時には産まれるよ」と言っていたが、日付をまたいでも子宮口はまだ2センチ程度。
錠剤に加えて点滴での促進剤を追加。だいたい7分間隔で陣痛は続く。
事前のレッスンで担当のキネジスト(助産婦さんみたいなひと?)に
「麻酔は子宮口が8センチくらいになるまで打たないほうが良い。陣痛のリズムが分からないといきみ方が分からなくなるから。」
と言われていたので、麻酔は限界までガマンしてみようと思った。
どの程度まで痛くなるか、ちょっと興味もあったので。
ところが、3日前くらいから微弱な陣痛があって熟睡していなかったため、体力が限界。
襲ってくる眠気と戦う陣痛。体内戦争・・・。
そんなこんなで痛さと眠さと戦いながら午前4時前。
「もう無理~!!!麻酔プリーズ!」
経産婦さんに言わせると「ハナクソ程度」の子宮口3センチの陣痛でギブアップ。
この後の痛みはいかばかりか。通常分娩で出産した皆さんを心の底から尊敬します。
午前4時過ぎ、麻酔医が登場。
背中にちくっと針を刺す。んで、肩から何かが出てくる。
・・・?
状態が良く分からないんだけど、背中から肩に掛けて中に何かが入ってるってこと?!?!
真相は闇の中・・・。
ついでに陣痛促進剤を入れている点滴にも麻酔用の管が追加。
「痛くなったら、ボタンを押して麻酔を追加してね」
と言われる。(結局追加は必要なかったが)30分くらいすると麻酔が効いてきて、気づいたら寝ていた。
目覚めたら午前8時。よく寝たお陰でとってもすっきり。
もう一人の担当患者さんの出産を終えたドクターが登場。「まだまだだね~」だって。
出産予定時間は過ぎているが、子宮口は相変わらず開かない。
子宮口を柔らかくする運動をもっとしておけば良かった、とこの期に及んで後悔する。
まさに後悔役に立たず。(←違う)
固形物はもとより、水分もあまり取っちゃダメ、と言われていたので口の中がカラカラ。早く出したい気持ちでいっぱいになる。
でも痛くないから何だかもどかしい。
ここで、バランスボールを使って子宮口を開くことに。
立てひざになって、ボールに寄りかかる。重力でチビを下ろす、という方法。長くやればやるほど開きやすい、と言われたのでその体勢で1時間ほど過ごす。結構腰にきたが、結果子宮口は7センチほど(8センチだったか?)に開いてきた。
重力万歳。
お昼過ぎ。
再びドクター登場。「そろそろだね」ということで、ばたばたと準備が始まる。
「キネジストに立ち会ってもらうの?」と聞かれ、病院がキネにまもなく出産だと知らせてくれた。30分ほどで到着。地域医療っぽくて何だか嬉しい。
13時。
Midwifeと研修生、キネ、産科の先生+ダンナちゃん、と5人サポート体制でいよいよ出産。
陣痛の波に合わせてキネが誘導してくれる。
「息を吸って、吐いて、そのまま止めて」「はい、いきんで!」
「はい、上手!」と言ってくれるが、あんまり出てきている感覚が無い。
これは麻酔の弊害か。
「正面の壁に向かって押し出す感じで!!」
・・・どんな感じですか?!?!
「陣痛の波を感じたらいきんで!」
・・・麻酔で感じません!!!
後で分かったことだが、チビの頭が大きすぎた(10ヶ月検診ですでに9.5センチを超えていた)ことと、頭の向きが通常と反対だったためアゴが引っかかっていたらしく、結構な難産になってしまった。
頭の先が見えたところで切開。
いきむことに一生懸命で切られたことすら気が付かなかった。
結局、1時間ほどいきんでいた。
最終的には吸引をかけることに。
ダンナちゃんが横目で見ていたところによると、グリングリン回しながら吸引していたらしい。出てきた頭はラグビーボール状になっていたらしい。すぐに帽子をかぶされたので私は見なかったのだが、直ってよかった。
入院から18時間。
14時に無事出産。
出産後、胸の上に乗せてもらったのですが、あまりにぐったりしてて良く見られませんでした。
出産日記(出産まで編) [ベルギー:ベビー]
備忘録的日記。
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3月23日(予定日 11日前) 9.5ヶ月検診
いままでずーっと「小さめ」と言われていたチビ。
いつもどおり腹部エコーをとると、ドクターが「ん・・・?大きいなあ・・・」と首をかしげる。
どうやらこの期に及んで頭部がいきなりでかくなったらしい。すでに9.5センチだそうな。
至急骨盤のレントゲンを撮ってこい、とのこと。私の骨盤が予定日までに10センチくらいになるだろうチビの頭が出てくるのに耐えられるかを精査するらしい。
レントゲンは別の病院にいるレントゲン技師のところに行って撮影するので、別途予約を入れる。
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3月25日(予定日 9日前) レントゲン撮影
チビがお腹にいてレントゲンは大丈夫かと思いつつ、病院へ。まあ、大丈夫なんだろう。
MRIみたいな機械で腹部のみ撮影。
1回目は「写ってないよ~。ごめん~。」と言われて再撮影。何度もX線当てたくないんですけど。
一瞬で終わる。
結果は病院から直接ドクターに行くとのことで心配しながら帰る。
骨盤が小さかったら帝王切開になるらしい。ドキドキ。
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4月1日(予定日 2日前) 10ヶ月検診(最終検診)
レントゲンの結果は問題なく、通常分娩でいけるとのこと。
先日帝王切開で出産したお友達が傷口がとても痛いと言っていたのを聞いたので、帝王切開は避けたいと思っていたところ。良かった。
予定日過ぎても産まれなかったら、陣痛促進剤使うからね、と言われる。
ベルギーでは、予定日を1週間過ぎたら強制的に出産させることに決まっているらしい。
人工的なものに頼りたくないので、がつがつ散歩をしようと心に誓う。
「次回は(出産する)病院でね」と言って、ドクターと握手。いよいよ感が漂う。
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4月4日(予定日 +1日)
朝から出血もしてるし、前日から前駆陣痛らしいものが始まっていたワタクシ。
病院には「来るのは陣痛の間隔が5分になってから」と言われていたのですが、念のために病院に行ってみることに。
午後10時頃、入院支度を整えて病院へ。
家を出るときにエレベーターの中に閉じ込められる、というアクシデントがあったのだが(詳しくはこちら-->http://jimalog-2.blog.so-net.ne.jp/2009-04-06)、何とか病院へ。
内診の結果、「子宮口は開いていないので、帰ってください」。
がっくり。
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4月6日(予定日+3日)
朝晩しっかり散歩したのだが、結局入院予定日になってしまった。何もなければ入院は4泊5日。
ニンプ最後の夕飯をがっつり食べて、指示通り20時に入院。
出産の予約をした病院は、陣痛室と分娩室が一緒になっている完全個室を7部屋?完備。出産までの時間、ダンナちゃんも一緒に待機できるし、陣痛に耐えながら部屋を移動することがない。とてもいい施設だった。
20時ちょっと過ぎ、病院の3階にある産科を訪ねて部屋に通してもらう。
「ジャグジー付きとジャグジーなしとどっちがいい?」と聞かれて、当然ジャグジー付きを選ぶ。他の部屋に人の気配がして、他にも今夜出産の人がいることを知る。ぜんぜん知らない人ながら連帯感を感じてちょっと心強い。
20時半頃、病院のMidwife(助産婦さんみたいな看護士さん。男性だったのでちょっとビビる)が来て、内診。子宮口は1センチくらい開いているらしい。
おぉ。いよいよ。
ところが、子宮口は開いているけど、錠剤の促進剤を入れて様子を見ましょう、だそうな。
なんだ。やっぱり促進剤は使うのか。
朝7時には生まれるよ、とのこと。
その前にまずは浣腸するからね、と。
げー。
ということで、着替えたりトイレ行ったりの準備が終わった後、錠剤を2錠投入。1時間ほどで様子を見に来ると言って看護士さんは去っていった。
※22時ころだったか??
この後の出産に備えて寝たいのだが、微弱な陣痛があるので、ぐっすりは眠れない。なんとなくダラダラとダンナちゃんとおしゃべり。この頃はまだまだ元気。
1時間半ほどで、さきほどのMidwifeが来て再度内診。
1~2センチくらい開いてるかな?だそうな。まだまだだなあ、と思いながら時間が過ぎる。
陣痛も2日目の生理痛くらいの痛さで、さほど強くないので、キネジストに教わった陣痛逃しも必要ない。
かといって本を読んだり眠ったりするほどリラックスもできない。
うーん。
微妙だ。
そんなこんなで4月6日は終わる。
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ところが4月7日が長かったのだ・・・。
でわ。 [ベルギー:ベビー]
いまから入院です。
ベルギーでは(?)予定日を1週間過ぎると母体への影響を考えて、陣痛促進剤を使って強制的に出産させてしまうとのこと。予定日は4月3日なんだから、1週間後って10日じゃん。と思いつつ、行って来ます。
今日は朝から陣痛らしきものが起こっているものの、10分おきから進まない状態。(陣痛が5分間隔になったら入院、というのが本来の流れらしい。日本は10分になったら連絡だよね)
本当は人工的なものにはしたくないんだけど、仕方ないかあ。
そういえば、コバナシをひとつ。
土曜日夜10時頃にちょっとした異変があったので、念のために入院準備も携えて病院に行ってきました。
以前からちょっと調子の悪かった我が家のアパートのエレベーター。何とこのタイミングで入院準備のキャリーケースを我々を乗せたまま、0階と1階(日本で言う1階と2階)の間で動かなくなりました。行き先を押しても、飛んでみても(以前はエレベーターの中で飛んだら直った)動かない。
エレベーター会社に電話。テクニカルサポートが駆けつけるまで1時間。Firemanに電話してみたほうが良いのでは?とのこと。ということで、消防署に電話。すぐ来てくれるらしい。よかったー。
人が二人入れてギリギリくらいのエレベーター。30分も閉じ込められてると暑い。蒸し妊婦になっちゃうよう。
ただ待ってるだけでもしょうがないので原因を探っていると、セキュリティーセンサーの接触が変な様子。壁をぐーっと押してセンサーを稼動させ、行き先ボタンを押すと・・・。
動いた!動いた!!
ということで、無事生還。あー、焦ったよう。
その後病院に行ったのですが、「特に異常なし。帰ってよし」の診断。
エレベーターに閉じ込められただけの夜でした。ちぇ。
それでは、修行に行ってまいります(笑)。
チビグッズ~にぎにぎ~ [ベルギー:ベビー]
産まれる兆しがないので、引き続き創作活動。だって、出かけられなくて超暇なんだもの。
以前に作ったスタイとお揃いにして、にぎにぎを作ってみました。こういうことができるのが手作りの醍醐味ですな~。チロリと出ている紐は、エルメスの買い物袋の取っ手(笑)。有効活用してみました。
写真ではもちろん分からないけど、中に鈴を入れたので振るとチリチリ音がします。カワユス。
明日も創作活動ができちゃうかな~。早く出てこないかな~。
チビグッズ~帽子~ [ベルギー:ベビー]
エジプトに行った時(=昨年の12月)に作ろうと思っていたチビ用のクマ帽子をようやく完成させました。
母が日本から持ってきたリンゴ柄のガーゼの布を使って、(超)ワンポイント刺繍を入れてみました。
自分で被ってみましたが、当たり前で入りませんでした(笑)。赤ちゃんの頭って小さいなあ~。
時には相撲取りのように。 [ベルギー:ベビー]
全国100万妊婦の皆さん(そんなにいないか)、自分が相撲取りになったような気がしませんか?
9ヶ月に入って(今週は33週目ウィーク)日に日に巨大化するお腹を感じる毎日なわけですよ。今までは妊娠線ができないように気をつけているだけだったんだけど、最近はちょっとした動きにも緩慢さが目立つように・・・。
そして、とみに汗かきに。2月だけどコート要らないんすけど。1日1時間のウォーキングとか、トレーニングウェアで行きたいくらい。(入らないから普通の服で行ってるんですが)
極めつけは、気が付くと「んふー、んふー」 と鼻呼吸。以前は、ちょっとふくよかな方が鼻で荒い呼吸をしているのを見て「あんなに音をさせるくらいなら口で息をすればいいのに」と思ってました。すいません。
わざとじゃないのよ!!!!体のあちこちが重くて、自然と「んふー」って言っちゃうのよう~(涙)。
特に目立ったトラブルもない妊婦生活、今までは体の変化が面白いなあ、と楽しんでいるだけでしたがちょっとした困りゴトでした・・・。
あ、チビは順調です。2kgになりました。
つわり復活?なの? [ベルギー:ベビー]
ここ最近、ずーーーっと胸焼けがする。脂っこいものを食べ過ぎた時のような、食道が詰まった感じ。
体質なのか遺伝なのか、つわりは本当に軽かったんだけど、妊娠4ヶ月くらいにやっぱり胸焼けみたいな感じが続いていたことがあって、その復活なのかなあ?
この時期、つわりが復活する人もいるって書いてあったし・・・。
ということで(なのか?)、最近水はSparkingが多いです。何かすーっとするので。
炭酸が大目な気がして、このブランドがすき。
スタイ作りました。 [ベルギー:ベビー]
そういえば、エジプト旅行中にスタイを手作りしたのでした。
Amazonから赤ちゃん手作り本を買って型紙を取り、お友達から借りた針と糸で縫い縫い・・・。
裁縫なんて、いつ振りだろう??
もしかして高校生の家庭科以来?!
そういえば、縫う場所ってチャコペンで印つけるんだっけ?とか刺繍って刺繍枠が要るんだった!とかいうことを思い出しながらひたすら縫い縫い。
手元が暗いのと、久しぶり&不器用すぎて縫い目はガタガタ。
そしてスタイはボコボコ。
はっきり言って、スタイなんて買ったほうが安いし、こんな不恰好なヨダレカケさせるのも可哀想なんだけど、作ってる間は楽しかったです。
自分の母親も幼稚園のカバンを作ってくれたりしたし、なにより祖母が毎シーズンスカートを手作りして送ってくれていたのが子供心にも嬉しかったので。
乳児に伝わるわけないけど、まあ、親の自己満足ってことで。
将来、写真を見せながら「このヨダレカケは私が作った」と自慢しよう。