プラチナデータ [映画とか]
硫黄島からの手紙 [映画とか]
花より男子 ファイナル [映画とか]
Les Miserables [映画とか]
映画 『This is it』 [映画とか]
ダンナちゃんにチビ子を見ててもらって、ヒトリ映画をしてきました。
別段ファンってわけではないのですが、どーしても映画館で観ておきたかった。『This is it』
学生時代のバンド関係の友達は、私とは思い入れのレベルが違うのでとてもステキなレビューを書いているのですが、何の事前知識もない私でも、さほど思い入れのない私でも、とても感動し、涙する映画でした。
序盤に出てくるMJと一緒にステージに立つ夢をつかんだ若いダンサーのインタビューですでにウルウル。
ダンサー・ミュージシャン・映像・照明・舞台装置、全てに対して細かく指示を出すMJ。ひとつひとつ丁寧に、何度も何度も練り直して、納得いくまでステージを創り上げていく姿は、神々しくもありました。この舞台が実現していれば、それはそれは素晴らしいステージになったことでしょう。
それが夢となってしまったスタッフの無念さはいかばかりかと思うと、胸が痛みます・・・。
それよりも、きっとMJ本人があのタイミングでの出来事に一番びっくりしていることでしょう。
『God bless you』。彼が何度もスタッフに言っていた言葉を、彼自身に贈りたい。
映画:「さまよう刃」 [映画とか]
超久しぶりの映画館。
芸術の秋なので?邦画も洋画も面白そうなのをたくさん上映中でしたが、日本に来る前にテレビで予告をバリバリ流していてすっかり洗脳されていた私は「さまよう刃」を希望。
義母にチビ子を見てもらって、ダンナちゃんと二人で映画館デート。あ、これまた久しぶりにデートだわ。
どうも寺尾聡はこういう悲壮な役にはまりますね。私の中では前の主演映画「半落ち」とちょっと役どころがダブります。
あらすじは「娘を強姦されて殺された父親が犯人の一人からの密告を元に、主犯の二人を探して仇を討つ」というもの。仇っていうとアレなんですけど・・・。
小説は読んでいて、ある程度のエピソードとか心理的描写が端折られてしまうのは覚悟の上だったのですが、なんつーか、話の流れだけは撫でました的なつくりになっていたのが少々残念です。もっとお父さんが残酷なまでに追い詰められて爆発するんだけど、最後の最後は人間的感情が残ってる・・・といった要素が少しでも残っていると見た後の重苦しさの中にも救いがあったのでは。
予告編で大変観たい映画が今後たくさん上映されるようで、今日本にいないのが残念です。
帰ったらビデオで・・・観ないだろうな・・・。
映画:「硫黄島からの手紙」 [映画とか]
観たい観たいと思っていた「硫黄島からの手紙」。前に日本に帰ったときに個人観賞用としてDVDに焼き焼きして持って来ていたのでした。ようやく観られました。
硫黄島の戦いを日米双方の視点から描いた「硫黄島プロジェクト」の日本側視点の作品で、対になっているのは『父親たちの星条旗』。双方ともにクリントイーストウッドの監督作品。アメリカ人である彼が(ほぼ)全編日本語で演技する映画を監督するのは大変だったことと思います。
色味のない画面、あまり語られない登場人物の感情。ドキュメンタリー映画を観ているような気持ちになりました。そのため(実際はもっとひどい状況だったのでしょうが)戦争の残酷さとか無慈悲さとか、そういったものがより強く浮き彫りになった気がします。
教育の結果とはいえ、人の命よりも国家とか大儀とかそういうものを優先できる思考が信じられませんでした。しかも、そういった思想が今なおこの世の中に存在するということを、とても悲しく感じます。
なお、渡辺謙が演じる栗林忠道は実在の人物だそうで、硫黄島での采配も含めて軍人として非常に高く評価されている人物のようです。
残念なのは、表題の「手紙」が作中に深く絡んでこなかったこと。
硫黄島で戦士した兵士たちの家族に届けられなかった想いとは何だったのか、戦後発見された手紙にはどんな役割が込められていたのか、そういったことがもう少し知りたかったです。
『父親たちの星条旗』もぜひ観てみたいところです。